2005-12-16 (Fri)
☆ おしごと
実験は出来たがまた故障発生…さすがに萎える orz
いくら安くても、プロセスが確立しつつある段階に至っては、却って不経済。つーか肝心の実験が進まねぇ。
交渉して、寿命優先に設計変更してもらうことに。やれやれ。
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博士課程の学生が参戦。うは、こりゃまた学力高いな…。
その一方で別グループの同僚からは「うちのとこに来た学生は自分で何一つ決められないんよ。どーしろっての」とか愚痴を散々聞かされたり (^^;;
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同僚がベンチャー入りするんで追い出し会。またどこかで会おう。
彼の頭脳を失うのは確かに研究所にとって痛いが、補えないほどでは無い。彼が7年前にそうだったように、優秀な学生を大学から釣ってきて育てれば良い(ぉ
そして社会全体で見れば、この転職はプラスだ。俺の目から見る限り、そのベンチャー企業にとっては鬼に金棒だ。そのまま研究所にいるより、ずっと大きく儲けてくれるだろう。
☆ 科学技術振興費
・頑張って頂いたそうで、一研究者として有難い(_._; と思う一方、複雑でもある。
単に額を増やすだけでは、いわば「対症療法」になってしまいかねない。財政も厳しい折、下記のような点に配慮しながらの運用が求められるだろう。ごく個人的には、こういう点がもっと俎上に上るようになると嬉しい。
例えば
・教育現場への働きかけの強化(将来の人材と教育水準の確保)
・人口増加(育児支援とか)
・広報や報道を介した、世間との情報のやり取りの強化(親御さんにも働きかけ&フィードバックを得る)
・産-官-学の連携の強化(技術や人材を死蔵しない)
・長期戦略立案の強化(基礎データの技術動向や市場動向、世界情勢の予測なども)
・評価のしくみ(試行錯誤中)
・書類、専門外の用務の削減(モチはモチ屋に任せた方が安くてうまい)
などなど。いや既に色んな取り組みは始まっているんだが、もっと幅広く拡がることを期待したい。
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↑こうやって一般的に書いていくとなんだか大それた内容に見えるが、実は身近な、ごく何気ないレベルの改善の積み重ねが全体では強い効果を発揮する。一人一人の日頃の意識重要。
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あと、「はやぶさ」に続く人達に少しでも多く回してあげて欲しい…。ほんとに。
ありゃ、カネで買えない要素がぎっしりだ。
Written by "バカ殿"さくらぃ
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