壊れたら直そう日記


さくらぃ(櫻井啓一郎)の私的な日記です。なお、最近はもっぱら[ついったー] を使っています。一覧はこちら(twilog)
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2007-01-17 (Wed)

メモ

・温暖化に対する欧州の最新の動き(EU公式のプレスキット、英語ほか)。うは、すげーたくさんあるな…。

とりあえず要約をざっと読んだメモ。なんか間違ってたら指摘よろ。

・気候変動は既に現実になり始めており、温暖化の影響の予測の不確実性は小さくなった。予測結果より、EUは、平均気温の上昇を産業革命以前に比較して2℃までに抑える必要があると結論づけた。

・気温上昇を2℃以下に抑えるには、最終的に大気中のCO2濃度を450ppmv以下に抑えねばならない。現状で既に430ppmvに達しており、毎年約2ppmv増加している。一時的に450mmpvを超えるにしても、2015-2020年には減らし始めないと、気温上昇を2℃以下に抑えられる確率は50%を切る。

・EU−15(EUのうち15番目までの加盟国)全体では現状では2010年に基準年に対して0.6%の削減にしかならない(目標は2008-2012の間に8%削減)。しかし追加対策を取ることで、目標値との差は半分以下にまで減らせる。

・温暖化対策を取ることにより、下記のような付随効果が期待できる:大気汚染の抑制とそれに伴う健康被害の軽減、エネルギー自給率の向上、雇用の増加、炭素固定策による土壌の肥沃化。

・世界全体では、現状のまま対策を取らなければ2050年までに1990年に比して温暖化ガスの排出量は86%も増える。世界規模で対策を取れば、2030年に1990年比+10%に抑えることができる。

・対策ケースでは、水力以外の再生可能エネルギーは2050年には2005年の24倍に増える。

・CO2排出権の価格は2020年に37EUR/t、2030年に64EUR/tに上昇する(POLES 予測による)。

・対策を取ることによるGDPの減少幅は、対策なしの場合に比べて、2030年のEU域では0.24%、ブラジル・中国・インドなど大きな発展途上国では0.06〜0.1%に収まる。

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…待ったナシ、って感じやな。つか最近の温暖化の進行っぷりみてるとマジで心配。気温の観測値上昇はもちろん、氷河は消えるわ海面上がるわ永久凍土は融けるわ…。

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日本の電力はいまのところ原子力で3〜4割、水力で1割ぐらい。

あと風力で2〜3割プラス、太陽光で1〜2割ぐらいプラス可能とされる。それでもぎりぎりやで、ホンマに。さらに変動対策とか石油代替全般を考えたらバイオマスもあった方がラクなんだけど、全く普及率が足らんし…つか山林放置されまくりーの、休耕田ありまくりーの。これおかしいよ。

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発電所の寿命(20〜40年)から考えたら、今すぐアクション起こさないと置いて行かれるよん。

# 生産量世界一の太陽光ですら、太陽光専門の学会のpolicyセッションで日本はボロカスに言われますよ?「普及策が手ぬるい」って。このまま行くと、G7や国連でネタにされるのも時間の問題だと思うです。

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というわけで、せめて温暖化のコストの試算ぐらいはしといて欲しい、と思うのです。>うちらの政府


Written by "バカ殿"さくらぃ
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