壊れたら直そう日記


さくらぃ(櫻井啓一郎)の私的な日記です。なお、最近はもっぱら[ついったー] を使っています。一覧はこちら(twilog)
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2007-12-05 (Wed)

井戸の内外

オーストラリア、Kyoto Protocol 批准へ。うむ。嬉しいのう。

日本、環境NGOの批判賞総なめ。さもあらん。俺たちも、関連する国際会議で肩身の狭い思いをすることが多い。

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ここ2年ぐらいの俺が出た国際学会に限っているならば、他国の学術発表で「手を抜いていると、こんな酷いことになります」という悪例として日本が使われる機会が多い。というより、必ず引き合いに出されている。そして彼らが文献に記しているよりも、実際に発表で話す内容はもっと深い。長期戦略の欠如、既得権益や官僚による妨害、有効性に欠ける政策、先入観や啓蒙不足などが論じられる際に、日本が出てくる。それも、公的研究機関のトップクラスや政府関係者の発表で。

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言葉の壁があっても、遠い海の向こうであっても、彼らは冷静に、しかもこちらが驚くほど深く日本を観察している。

いいかげんに重い腰を上げないと、洞爺湖でフクロにされるぞ。

対策

脅しだけじゃアレなので、日本がこれから急いで取るべきと思う対策を挙げておく。

・現在色んなところで行われている自主的努力はそれなりに効力があるし啓蒙効果も大きい。でも、それだけに頼っていては大幅な削減は難しい(これは既にIPCCの報告書でも指摘されているところで、「自主的な削減努力をしている」というだけではもう言い訳にはならない)。政策による強制力を伴った削減努力が必須。

・再生可能エネルギー(RE)の開発が特に急務。中でも即効性があるのは地熱と風力。バイオマス・太陽光・太陽熱などを含めて20年後には数割の電力をREで賄うことが現有技術だけでも可能。風力や太陽光、バイオマス等については今までも言及している。さらに、地熱も日本の電力の2割ぐらいを、しかも比較的安く供給できるのだそうだ(これについてはまた後日書くつもり)。つまり、今の日本は政策的にサボってるだけに過ぎないし、だからこそ批判を浴びている。デマに惑わされぬこと。

・充分な効力を持つ政策の早期の導入。現行のRPS法ベースでは却って高くつく(=将来の電気代が相対的に高くなる)。個人的に文献を読みあさった限りではfeed-in tariffが最も透明性が高く、柔軟で効力も高い。ただし劇薬。環境税も有効。

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エネルギーをたくさん使う業界が一番難色を示しそうな気はする。でも今対策を始めなければ、将来そのエネルギーの価格が余計に高くなる。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
カリブの海賊 (2007-12-09 (Sun) 23:17)

ツッコミボタンに反応しました!<br>僕もご意見に同感です。洞爺湖サミットはむしろ、先手を打って中止にしたほうが良いのではと感じてます<br>日本のREのポテンシャルは間違いなくあります。しかし、来年の洞爺湖サミットに間に合うものはひとつもありません<br>洞爺湖サミットのCO2はきっとホットエアで処理するのでしょうね


Written by "バカ殿"さくらぃ
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