壊れたら直そう日記


さくらぃ(櫻井啓一郎)の私的な日記です。なお、最近はもっぱら[ついったー] を使っています。一覧はこちら(twilog)
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2008-06-29 (Sun)

…届いた?

経産省、導入費用を電力料金に転嫁する方式を検討へ(読売)…フィードインタリフ…なのか?もしそうだったら全力でサポートさせて頂きます

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えーと一般家庭への影響を概要だけ記しておきますと

・自宅の太陽光発電システムで発電した電気は、予め決まった額で、一度全部買い上げられる。この額は太陽光パネルの導入費用の元が取れて、多少の利益も期待できるよう、導入した時点で長期間(たとえば15年間)決定される。

・家で使う電気は、通常通り電力会社から買う。

・何年で金銭的に元がとれるようにするかは、導入目標量に応じて決められる。ドイツの場合、10年程度と言われる。

・費用は電気料金から徴収されて、その分は常に明示される(制度の透明性が必要不可欠なので)。ドイツの場合で家一軒当たり月500円程度(太陽光・風力・バイオマスなど、再生可能エネルギー全般の導入費用)。

という仕組みになります。

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ちなみに、現行の「余剰電力買い取り制度」(電力会社のボランティアの制度)ですと

・家で使い切れなかった分だけを、電力会社が決めた値段で買い取って貰う(通常、電力料金以下の値段)

・それでも金銭的に元が取れるまで、現状では20〜30年(以上)かかる。取れない場合もある。

・財源はやはり電気料金だが、その分の費用は特に明示されていない。制度的な無駄が多い(電力会社のせいということではなく、助成の出し方そのものの効率が悪い)ので、フィードインタリフと同じ効果を出すならば、負担がもっと大きくなると考えられる。

という違いがあります。(注:環境的には、1〜2年程度で元が取れます。値段とCO2排出量は比例しませんよ!)

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簡単に言うと

・今まで:「自分の家で使うついでに、余った分をちょっと売る。元は取れないかもしれないけど…。」

・フィードインタリフ:「屋根を提供して、状態も時々点検したりする代わりに、多少の利益を貰います。」

という違いになります。追記:利益が保証されているわけではない。「何か大きなトラブルが無ければ、多少の利益が期待できるような額で電力を買い取ってもらいます」がより正確な表現。

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絵入りの資料はしばし待たれたし。…家庭向けバージョンを作ってみました。なるべく平易な内容に手直し。もっと内容絞ったものも作りたいけど、いまはこれでご勘弁。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
tamuyou (2008-06-30 (Mon) 10:40)

>・フィードインタリフ:「屋根を提供して、状態も時々点検したりする代わりに、多少の利益を貰います。」<br><br>点検する(リソースの投下)と、利益がもらえるような記述にも見られますが、これって「ある程度の収入はあるので、収入以下のリソース投下(点検作業費用等)であれば利益がでます」ではないのでしょうか。フィードインタリフでも必ず利益が出るわけではないですよね?

さくらぃ (2008-06-30 (Mon) 13:06)

ああなるほど、この記述だとそういう風にも取れちゃいますか。<br>ええ、FITは「発電量に対して貰える額が予めきまっていて、その額は平均的な条件ならば利益が期待できる額に設定される」というだけです。故障で修理費がかさんで赤字になる可能性だって考えられます。<br><br># それでも現状よりは随分マシになるはずですが (^_^;

さくらぃ (2008-06-30 (Mon) 13:22)

しかしFITなら、電力会社なり一般企業なりが個人宅などの屋根を借りて商売する、という形態も考えられますな…。

tamuyou (2008-06-30 (Mon) 13:51)

なるほど。まあ、どんなことにもリスクはあるんで、このことでFITがダメだとは思いません。逆に「リスクがはっきりしてる(もらえる額が明確なので、その額以上に費用をかけないで済ませられれば利益は固い)」ので、今行われてるような「余剰電力があったら売電」よりはマシだと個人的に思いますね。<br> 後は、そのリスクを取ってもやった方が得(金銭的だけではなく人によると思いますが)と思わせられるかどうかなんでしょうネェ。

さくらぃ (2008-06-30 (Mon) 13:55)

その道の人に訊いてみたら、期待できる利益の水準は、他の一般的な投資案件で期待できる水準を参考にすれば良いのではないか、という回答でした。<br>日本の場合はそもそも利率が低いので、ドイツよりは低い水準で足りるのではないかと。

ひむか2号クン (2008-07-09 (Wed) 18:52)

勿論、低くても良いけど、長期の借り入れ金利ぐらいは保証しないと30代のこれからという人達が自分の発電設備を導入できません。発電原価+αかな・・・。勿論EUよりも低くて良いですけど、設置時の長期借り入れ金利でしょうねぇ〜。高齢者は元が取れないならやる気はないと皆さん言いますから・・・。この高齢者の預金を銀行から借り出さないといけませんからね。で、出来れば地域経済に貢献するように地域限定期間限定地域経済団体発行の商品券でお支払いをするというのも手です。


Written by "バカ殿"さくらぃ
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