2009-05-27 (Wed)
☆ ぼそっ
屁理屈で言い逃れても、自分のためにならない。
屁理屈で現実逃避しても、現実は余計に過酷に降りかかってくる。
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結局、屁理屈は損である。
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別に対象は絞っていないが、なんかいろんなところで見る気がするのよね、最近。
☆ 温暖化対策について
前にも書いたけど、温暖化対策については本当に覚えることが多い。いやもうホント、嫌になるぐらい多い。
・温暖化がどの程度危ないのか
・どういう対策がそれぞれどれだけ必要なのか
・それぞれの対策技術がどのぐらいまで進んでいて、今後の見通しはどうなのか
・どの情報が正確で、どの情報がいい加減なのか
俺も5年以上かけて勉強してて、途中で何度も「こりゃ覚え切れねぇ!」と思ったことがある。(曲がりなりにも)基礎知識のある三十代ですらこれだから、心得のないお年寄りがいきなり全部把握しようとしても、はっきり言って無理だろう。
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それでも普通は心得のある人間がある程度要約した情報を提供しているから、それを参照すれば事は済む。
ところがそこで
・科学的に誤った情報
・意図的に数値をゆがめた情報
・恣意的にネガティブ・ポジティブに偏らせた情報
を混ぜた「要約」を出す人間が居る。
それも
・さも自分がその分野の最新情報まで精通した人間であるかのように振る舞う
・さらにそれが数人で相互参照して、さもその分野で広く認められているかのように見せかける
人達がいたりするから始末が悪い。
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信頼性のない情報は、霊感商法の壺と同じだ。そんなものに頼るな。
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日本が多少関連技術が進んでいると言っても、その優位性は日本の競争力の一部を為している。他国が力を入れているのに手をこまぬいていては、相対的に自らの競争力、ひいては経済力を失うだけだろう。
またその優位性というのも、言うほど絶対的なものではないだろう。(分野にもよるだろうが)他国が本気になれば、もってせいぜい数年ではないだろうかと思う。実際、太陽光でも3年でドイツに抜かれてしまっている。
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またどんなに屁理屈をこねたところで、「経済に悪影響」という主張がドイツなどの実績と矛盾するという事実は変わらない。彼らは対策によって、超短期的にも経済的利益を得ている。(国情も、対策をしない言い訳になるほど違うわけではない。)
というか、いままさに話題になっているハイブリッド車の普及が「経済に悪影響」「日本の国力を低下させる」などと言える人が居るのだろうか。自国で普及させて鍛え上げてこその競争力だろうに。
何より、日本もどのみち対策をせねばならないことに変わりはないのに。
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頭が情報量に追いつかないなら、相応の振る舞いをお願いしたい。それはあなた方が絶対に僕らの世代にかなわないことなのだから。
あと、研究者が「あんたの上司は誰だ」とか威嚇してくるのは敗北宣言にしかならんです(苦笑
Written by "バカ殿"さくらぃ
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