壊れたら直そう日記


さくらぃ(櫻井啓一郎)の私的な日記です。なお、最近はもっぱら[ついったー] を使っています。一覧はこちら(twilog)
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2009-06-02 (Tue)

人材募集

・うちの研究所で こんなプログラム やってます。我こそはと思わん方は奮ってご応募下さい。:)

ぼそっ

”導入量が4倍になったら費用も4倍”とな?つまり、4倍普及しても全く値下がりしない想定ですか。

工業製品としての実績から考えて、非現実的な想定ですね。

ここ一カ所だけで20兆円ぐらい誤魔化してるね。

_

だから屁理屈だと言っておる。自分の頭が技術に追いつかないからって、いつまでも現実逃避してんじゃねぇや。

_

これが6案の1つとは。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

FIRST [「この想定はここがおかしい」というまとめみたいなのはありますかねえ?]

さくらぃ [んー。いちいちツッコミ入れていったらもう1つ報告書ができちゃいますよ。武田○彦と同じ手口ですな。 例えば下記の気..]

さくらぃ [あと ・排出権(クレジット)を買うと資金が国外流出するが、国内で関連産業を確保した上で対策を進めればむしろ経済的に..]

さくらぃ [極めつけは「国民の理解が十分でないからいやだ」って意見かな(婉曲に書いてあるけど)。自分らで阻害しといてどんなマッチ..]


2009-06-03 (Wed)

ぼそぼそ

温暖化対策に国内でお金をかけることは、国内の関連産業をそれだけ育てることを意味する。

温暖化対策技術は、どのみち普及する。しかし関連国内産業を確保しなければ、経済的に不利になる。

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ある意味チキンレースだが、参加しなけりゃ損するのは確定的、という酷い状況。人類サボりすぎ(俺もその一人)。

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しかし太陽光発電ひとつとっても、日本なら年間十兆円規模にだってできるはず。その上各種電池やらEV/PHVやら電車やら原子力やら売れる物たっぷり持ってるとなると、俺はマジで儲け過ぎの方が心配だ。実際ドイツとか儲けてるし。

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それなのに「経済活動が縮小する」って、一体どんな計算しとんねんと。いや知ってるけど。

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重ねて言うけど、どのみちやらなきゃいけないことだぞ。それが経済・産業の面でどんな意味を持つか、本当にわかってる?


2009-06-06 (Sat)

講演

岩堀さんの音頭で現場の濃ゆい方々相手に講演…つーか意見交換。やっぱ研究所に籠もってたらわからん情報がいっぱい。トラブル事例とか技術者の教育とか、夜までたっぷり話し込んでしまった。やっぱ一度どこかで話して頂かないと。

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そろそろ品薄感が出てきて、パワコンとか足りなくなってきてるらしい。ようやく復調してきたか。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ほりほり [その節はありがとうございました。“殿”の熱弁に皆たじたじでした。熱気でCO2かなり増えたようです(笑) 今度はぜひつ..]

さくらぃ [いやこちらこそ現場のホットな情報をありがとうございます。今後ともよろしくです。(^^)]


2009-06-09 (Tue)

出張

今月一日からいわゆる(?)「ご奉公」。つ−てもその前から勝手に似た仕事やってるけど。:p

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というわけで早速大阪出張していろいろ打ち合わせとか視察に同行とか…へー、うちの研究所ってこんなこともやってたのね。

再生医療のひと

とか

組み込み屋の養成塾

とかお話を聴いてきましたよ。勉強勉強。

めも

サボりたいダダっ子と、叱る先生方。

経団連などは4%増を主張(フジサンケイ)

7%減で調整中(環境メディア)

基準年変更は数字遊び、と早速海外から批判(毎日)…私も、これは墓穴を掘るだけと思います。ご再考下さい。

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技術的にはこの調子で開発・普及を進めればなんとかできるはず。要は「人がついてこれるか」どうかだけが問題で、そこは確かに配慮も必要。例えば欧州だと、炭素税を雇用対策に使ってたりする。

でも「頭が古くてついて行けないからいやだ」という理由で抵抗するのは、もう勘弁して頂きたい。「対策で産業が疲弊」しているのは、あなた方が古い技術ばかりにこだわり、新しい技術の力を見くびったせいなのだから。

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欧州で再生可能エネルギーの経済効果の試算が発表(日経)…2005年時点で既に再生可能エネルギーで140万人の雇用、2020年には倍増してGDPも0.24%押し上げる効果。

経産省、新買い取り制度を年内に開始へ(日経)…基本的に商売の話なので、早い方が経済面でみて有利なはず。関係者同士の相談次第だけど、「とりあえず一年ぐらいこれで様子をみてみましょうか」って程度まで詰められたら、少しでも早く開始したいところですね。

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米国エネルギー省、Ascent Solarに資金提供。CIGSの透明導電膜にZnMgOを使用するプロジェクト。…これがうまくいくとCIGSの性能がさらに上げられるはずだったりするが、さてさて。

米国の2009年市場、2009年は358MWpで前年から約1割減、2010年は429MWpに増加(GTM)。もっとも控えめな見積もりで。金融危機が影響。…少しだが、ドイツとの差がさらに開いてしまうかも知れんな。対策を急ぎたいところだろう。

Dow Corning Toray、リチウムイオン充電池の性能を向上させる負極材料を開発(GTM)。容量倍増も。…やっぱ電気自動車の普及って案外早くなりそうな気がするな。やればできるぞ人類。

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PV2030改訂(EE Times)。2010年のグリッドパリティ達成の目標は数年遅れる見通し、その後の目標は逆に前倒しに。…実情に合わせる&欧米の目標に負けないための改訂やな。

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グリッドパリティについては、欧米じゃ既にFirstSolarの製品で達成されとる(実際にその程度の値段で売られ始めている)。技術的に可能なことは実証済み。日本でもシャープなどは数年前から「技術的にはもう可能」と表明してる上、新築住宅だと既にわりと近い値段で売られていたりもする。足りないのは市場規模だけと言える。

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ロードマップとしては、実は既に欧州もアメリカも日本の先を行っている。特にアメリカは「発電コストでの等価」を2030年どころか2015年に設定し、2025年までに太陽光&太陽熱で電力の1割供給を目指している。この数年の状況変化は僕らから見てもすさまじい。これに置いて行かれないために今回改訂したわけだ。

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この新しい技術にどこまで投資するかは、もうビジネス判断の領域だ。しかし少なくとも"グリッドパリティなんて技術的に不可能だ"とか"化石燃料が高騰することは二度と無い"などという主張よりは、よほどマシだろう。特に、前者は既に大ウソでしかない。

参考:

生産コストや市価の推移

EIAの見通し


2009-06-11 (Thu)

中期目標設定

まずは真摯な努力をされてきた全ての方々に、敬意とねぎらいを。立場は問わない。

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これから、ビジネスモデルの転換を迫られる例も出るだろう。全く新しい仕事に移る場合も増えるだろう。また「京都議定書の約束に毛が生えた程度」の目標しか打ち出せていないとして、国際的な批判も出るだろう。これまでサボってきたツケを、改めて実感させられることになるかも知れない。

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でも多くの議論がなされ、関心が高まった。温暖化対策(というか経済・エネルギー問題への対策なんだが)が避けがたいこととして認識されてきたと言えるだろう。懐疑論に逃避していたひところの日本に比べれば、大きな進歩だ。

それに伴って、あやうくドブに捨てかけていた数々の技術にも光が当たり始めている。ハイブリッド車や鉄道、エコ家電、二次・燃料・太陽電池など、既にその経済効果を見せ始めているものもある。

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日本は対策技術のデパートだ。今ならば、まだ他国にキャッチアップできるはずだ。対策にお金がかかっても、それ以上に他国相手に商売して資金を得られるだろう。それが結局、世界全体でも温暖化対策を進め、エネルギー事情を改善し、経済にも好影響を及ぼすだろう。

今ならば、まだ間に合う。それどころかこの10年で挽回し、他国を引っ張っていくことだってできる。それがこれまで関連技術の開発状況を何年も調べてきた者としての、僕の正直な感想だ。

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課題は山積だが、まずは一つ目の道しるべまで辿り着いた。

次のヤマは、国際的な交渉の場−国連気候変動会議 (United Nations Climate Change Conference(COP15)) だ。

ところで

今回の目標の出し方で一つ感心した点がある。国内の削減分だけ目標を示し、排出権などは含めなかったことだ。

これはCOP15での交渉を考えると、なかなかしたたかな戦略と思える。

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まず、

・国内だけで10年で”純粋に”8%減らすというのは、基本的に国内関連産業の振興に繋がる。

その一方で

・削減幅を稼ぐための排出権取引やCDMは、基本的に外国への”温暖化対策の資金提供”としての性格を持つ。

つまり今回の表明は自国の最低限の削減目標は示しつつ、途上国がのどから手が出るほど欲しがる「追加分」を交渉のカードとして残してあるわけだ。

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だれが考えたのか知らないけど、これを採用したことにはザブトン3枚。

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その一方、削減幅の上積みも免れまい、とも考えている。それをどこまで国内経済への寄与分にできるかは、国内関連産業の競争力次第だ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

dai [13日の日経朝刊一面コラム「春秋」、いいですね。みんながこういう考えを持たないと。]

さくらぃ [それ以前に、温暖化懐疑論に騙されていて対応が遅れたように思えます。 こういう前向きな考え方が出来ない訳じゃないはず..]


2009-06-16 (Tue)

つれづれ

なんか最近重い文章ばっか書いててすまん。

若造にこんなもん書かせるなよと言いたいが、若造じゃないとこんな大量の情報の処理は難しいだろうとも思う。さてはて。

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しかし実は、俺自身はなんでこれだけたくさんの人が懐疑論に填められたのか、未だに感覚的に理解できていない。おかげで気の置けない友人にすら、しょっちゅう怒られる。ホントすまん。

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小さい頃から理詰めで考えるクセを付けていたせいだろう。強みでもあるし、弱みでもある。

懐疑論への対処

それでもなんとか手がかりになりそうなことを書いてみる。

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懐疑論を見分けるとき、重要なのは量じゃなくて質だ。そこさえ分かっていれば、罠にはめられるのはかなり回避できるはず

…なんだが、懐疑論の文章量と懲り方は尋常じゃない。心得のある人でもコロッとやられる。

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まともに仕事してる人が片手間に作れる量でもないし、既存文献の無視・データの改変やねつ造・重箱の隅・屁理屈・根拠に欠ける想像・陰謀論など、ありゃ意図的にやってるとしか思えん。

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それでもまぁ、対処方法はある。

まず自分で考えてみることが肝心。たとえばこんな点はどうですか。

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[Q1] ひとくちに「論文」と言っても、その信頼性はピンからキリまである。では、どういう「論文」が一番信頼できるでしょう。

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[Q2] ひとくちに「教授」と言っても専門分野はそれぞれ異なる上、まれにデータねつ造に走ったりする悪い人も居るのはご存知の通り。じゃあ、どういう「教授」が一番信頼できるでしょう。

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[A1] 人間が作ったものである以上、「論文」も絶対ではない。「論文」の信頼性は専門家同士が相互にチェックし合い、他の膨大な科学的事実との整合性を検証することで初めて維持されている。端的に言うと、なるべく経験や知識が豊富な専門家によって、それもなるべくたくさんの専門家によってチェックを受けた「論文」ほど信頼性が高い、ということになる。我々の生活を支えている「科学」とは、そういう人間的で地道な努力の上に積み重ねられてきたものだ。

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世界で最もハイレベルで多くの専門家のチェックを受けている学術雑誌は、ご存じNature、Science、そしてPNAS(米国科学アカデミー紀要)。仮に科学的に「温暖化対策なんていらない」とか言う結論が出るならば、必ずこれらのどれかに載るはずだ(だがもちろん、そんな話は載って無い)。

これは懐疑派もわかっていて、過去にはPNAS掲載論文に見せかけた文書が撒かれたこともある。懐疑派の主張は、えてして科学的にはその程度の信頼性しかない。

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[A2] 「教授」だろうがなんだろうが、結局はその分野で世界的に認められるような論文を出しているかどうか、というのが一つの手がかりになる。たとえば温暖化にまつわる話なら、Geophysical Research Lettersあたりに掲載されることも多いようだ。

じゃ誰がそうやねんといえば、日本語ならたとえばその分野で世界的にも活躍されてる専門家とかついこの間まで日本最高学府の総長をされてた方とか。

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逆にその分野での著作が無いのに、自分だけの想像に基づいて逆の主張をするのは、まぁ要するにチンピラがプロボクサーに喧嘩を売っているようなものだ。だから正面切って反撃されると、彼らはまず数で押そうとする(懐疑派の頭数ばかり揃えて「討論会」をやったりするのが良い例だ)。それもダメとなると、今度は長たらしい屁理屈や論点ずらしで逃げ回る。

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分かりやすく言えば、IPCCの報告書とそのへんの懐疑論本では、「大病院で実績を挙げている世界的名医の集団」と「怪しげな壺を売りつける霊感商法の手先」ぐらい違う

もちろん医者とて万能ではない。しかし霊感商法の手先は、治療の及ばなかった一部の症例をあげつらって「あいつらは金目当てのヤブだ」と吹聴して回っている訳だ。

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騙されていた人は、何故こんなのを信用されたのか、考えて見られた方が良い。あれだけ国際的に騒がれているにもかかわらず。身の回りでこれだけ気候が変化しているにもかかわらず。実際にうまく行っている国があるにもかかわらず。

そうしないと、また同じような連中にひっかけられるだろうから。

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それが済んだら、意図的に流した連中に怒っていい。

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なお白状しておくが、僕も一時期、風力発電にまつわるデマに騙されかけたことがある。しかし当時すでに海外で普及が始まっていることを知っていたので、事実と矛盾する情報として信頼性を確認した。結果はクロであった

あの時は自分を恥じて、それから烈火の如く怒った。

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おすすめ参考書籍。さくっと読める分量。

地球温暖化―ほぼすべての質問に答えます! (岩波ブックレット)(明日香 壽川)

つか

この期に及んで「石油もっと使え」はありえない主張。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

Hari. [What do you think about Bj娼フrn Lomborg?]

Hari. [Oops. His name is Bj\orn Lomborg. By the way, we have ano..]

さくらぃ [There are millions of things to be done before you read Lo..]


2009-06-17 (Wed)

オンライン・ブレーンストーミング

なんかうちの研究所でTechnology Policy JAMとかいうけっこう大がかりなものをやる模様。ほぇ。

いんふる

おや、うちの職員にも感染者が。とりあえず影響は限定的なようだ。

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夏のうちにある程度拡がってくれた方が冬が怖くなくて良いのかとも思うが、それまでにワクチンが用意できるのなら拡げない方がいいのか。そのへんの見通しはどうなんだろう。


2009-06-20 (Sat)

予告

金曜から1週間連続で講演やイベント。体力勝負。

でもそれが喜んでもらえるってのはやり甲斐がある。

来週は成果報告会PV JAPANだ。

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んで今年のつくばの一般公開は7/25(土)です。お誘い合わせの上お越し下さい。

_

あとオープンラボが秋に予定されてます。詳細はまた改めて。


2009-06-21 (Sun)

NHK

Save the Futureにうちのボスが出るってんで観覧席から見物。生放送のスタッフの手際がすごい。いい仕事してるなぁ。

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目の前にエリーカが出てきたときはシビれた。これはかっこええ。マジかっこええ。いい仕事。

他の出演者もそれぞれにいい仕事。これまたかっこええ。

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番組のつくりも、以前観たときよりも分かりやすいし面白かった。会場も特に指示されなくても普通に拍手や笑いが出てた。端で見ていて楽しい。ううむ、ええ仕事や。

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うちのボスはさすがにアガっていたけど無事任務完了。端で見ている方が緊張してバテたり(ぉ


2009-06-22 (Mon)

報告会

兼業状態だけど顔出していろんな人と話したり。裾野が広くなってきた。


2009-06-24 (Wed)

PV JAPAN

午前中は比較的すいてたが、午後は混んだようだ。

物見遊山よりもビジネスネタを眈々と狙ってる雰囲気の人が殆どという感じ。良きかな。

いつもの調子で講演したり。目のウロコをばりばり剥ぎとるイメージで(ぉ

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

dai [こういうのにも注目してほしいなぁ(と、さりげなく仲間が関わっているプログラムを宣伝)<http://www.yomi..]


2009-06-25 (Thu)

平常運転?

昨日のPV JAPAN講演で先週からの連続イベント終了。

PV JAPANはまだやってるけどもう今年は若い連中に任せた(ぉ

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んでオフィスに戻ると鬼のようにメールが。ひぃ。

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うーダメだミス増えてきた。もう今日は撤退。


2009-06-26 (Fri)

しまった

技術情報協会のセミナーを宣伝してあげるの忘れてた。

CIS/CIGS 太陽電池の市場・政策・技術動向

他業界からCIGSに関わりたいと考えられてる方々とか、そういう需要向け。

_

断っておくけど、いまから太陽電池そのものを手がけるのは大変よ。結構な投資額が要るし、体力勝負になるし、相応の技術力も要る。

でも太陽電池が売れると部材やら設備やら半導体やら蓄電池やら色々と売れるので、まずそういう関連産業をうまく狙って下さい。他産業とシナジー見込めるところも多いでしょ。

ポスドク救済

追加募集 してますにょ。


Written by "バカ殿"さくらぃ
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