2009-07-27 (Mon)
☆ コメント
最近頂いた質問から。
・設備容量が稼げない家だと不利な件について。前にも取り上げた悩ましい課題なんだけど、都心だと下手すると2kWp以下の場合が半分以上に達する地域もあるそうだ。どうしても付けたいそうなのだが、販売現場の方々が涙を呑んでお断りするケースも多いとのこと。
…確かに比較的コストが高いケースなのだけど、そこまでやる気のある人達を無碍に断るのも勿体ない気がする。最初からいきなりは無理だけど(まだそこまで手が回らない)、たとえば1年後を目処に、小規模なケースに対してなんらかのハンディを提供してもいいかも知れない。
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当面の策としては、下記のような手がある。
・かわりに太陽熱利用機器をつける。比較的省スペース。
・貯湯槽のスペースがあれば、エコキュートやエネファームをつける。
・断熱強化の工事をする。
どれが最も適しているかはケースバイケースですが、いずれも温暖化対策として有効。複数組み合わせるのも可。
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・あと三洋さん、屋根の面積を最大限に活用できるのがHITの取り柄なのですから、寄せ棟に向いた製品も検討されてみては如何でしょうか。現場の方が「四角いのしか無いから勿体ない」と嘆かれていましたよ。(^_^;
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とかゆーてたら太陽熱とエコキュートのセット販売を始めるようだ。いいね。がんがんやって下さい。
いろんな技術が対等に競い合ってこそ、日本のエネルギー供給システムの競争力が向上するはず。それぞれに長所も欠点もあるしね。
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・自治体の補助金枠が小さいケースについて。これはあまりに勿体ない。というのは高額商品だけに、1kWp当たり数万円程度の補助金を出すだけで、地域経済にそれよりずっと大きな経済効果を誘発するはずなので。流通・工事、保守点検、そして中長期的には発電収入そのものが地元に落ちることになる。それは結局は税収も増やすはず。
効果を高めるには、
・一軒当たりの額は比較的少額で良いので、とにかく数を増やす
・年度初めに集中しないよう、毎月募集する
などの工夫が有効かと。
Written by "バカ殿"さくらぃ
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